「BAHAR」は
ペルシャ語で「春」。
1994年の春に創業以来
日本でたくさんの方に母国イランの絨毯の文化を伝えてきました。
また、2013年4月には店舗をリニューアルOPENしました。
西荻窪にあるペルシャ絨毯バハールへどうぞ足をお運びください。
ペルシャ絨毯は、主に羊の毛で織られています。中東の羊はニュージランドなどの羊と違い、腰が強く絨毯に大変適しています。
広い土地で放牧されている羊は、日本で馴染みのある白い色の羊だけでなく、茶色や黒い色の羊もいます。
紡いだ糸は汚れを取り除き、熟練の染め手により高温の染料で染められます。
染料の多くは、今でも、ウコン、藍などの天然材料が使われています。
色の定着には1週間近くかかり、染色と媒染の工程が繰り返されながら、美しい糸が出来上がります。
遊牧民の折り方は、水平機と呼ばれる織り機を地面に置いて経糸を張り、2本の経糸に糸を結びながら織り上げていきます(壁に立てかけて織る垂直織り機もあります)。
絨毯は、横に2〜3人が並んで織っていますが、1日に数センチ程しか織る事ができないため、1枚の絨毯が織り上がるには、とても長い時間がかかります。
バハールには現地スタッフがいる為、1年中、絨毯の仕入れ機会があります。
バハールに素敵な絨毯が、魅力的な価格で届くのは、良い絨毯と出逢う機会を逃さず、最良のタイミングで仕入れが可能だからです。
ギャッベは、織り子さんが織っている最中のものや、「生」の状態で選んでいきますが、これはバハールスタッフの素晴らしい「目利き」があるからできることです。
「生」の状態の絨毯は毛足が長く、色や模様は絨毯の裏側を見て選びますが、洗い・カットの段階でゆがみのない絨毯を選ぶことは洗練された経験と目が必要です。
織り上がった絨毯は洗って汚れやゴミを取り除きます。その後、表面が均一になるようにカットをしてきます。
更に、刈り残しが無いようもう一度仕上げのカットが行われ、最後にもう一度洗いが行われます。
仕上げのカットは、表面を均一にカットすることで、手触りを良くし、柄も綺麗に見えてきます。
バハールがお願いしている職人さんのカット技術は大変すばらしく、表面に段差のない美しい絨毯が出来上がります。
縁かがりや、ぼんぼりの取り付けを行います。
※古い絨毯はこの段階で修理も行われます。
仕入れた商品は、約半年~1年かけてようやくバハールに届きます。
空港に届いたバハールの商品は、社長自ら空港に迎えに行きます。
通常は2t~2tロングのトラックいっぱいの商品を積み込み、西荻窪のバハールまで運転してきます。
お店に着いた商品の袋を開ける時は、いつも、とてもワクワクします。