絨毯の買い付けにきました!
こんな道端で何をしているのかと思いますよね?
実はこれも立派な商談の最中なんですよ。
日本では考えにくいかもしれませんが、こうやって道に広げることは何ら不思議なことではありません。
ごくごく自然な光景です。
こうやって積み重ねられた絨毯の中から特に見たいものなどをセレクトして、細かく見せてもらいます。
この後、この積み重なった横のスペースに、この絨毯を広げて見せてもらいました。
これは店内です。
所狭しと絨毯が積み上げられています。
商談のときはやはりこの山を全て崩してもらって、下まで細かく確認します。
気に入ったものがあると、その場で商談開始です。
大きな店に行くと、絨毯の枚数も多いのですが、従業員の数も増えます。
奥にいる二人組は、ああやって一枚一枚山を崩すように柄を見せてくれているのです。
私もお客様に絨毯をお見せするときは、積み上がった山を一枚一枚剥ぐようにして、柄や雰囲気を見てもらうようにしています。
気に入ったものは横に積み上げて、商談に入ります。
ここはキリムの専門店でした。
オールドから新しいものまで、この積み重なったものは全てキリムです。
キリムもまた同じものがありません。
この山の中からお気に入りを探すのは、容易ではないけれど、どんな掘り出し物があるかという期待感もまた格別です!
キリムの商談中の写真です。
こんなにたくさんの中から、バハールへ持ち帰る数十点を選んでいるのですよ!
これはギャッベのお店で、先程の山を崩してもらいながら気に入ったものをよけておいたものを最終的にチェックしている様子です。
ここで傷がないかどうか、全体の雰囲気はどうだったか、毛ヅヤはどうかなどを確認し、商談してゆきます。
この瞬間は緊張しますが、とても楽しい時間でもあります。
同じく最終チェックの様子です。
日本のお客様の顔が浮かんだりするのも、このひと時です。
商品選びは、何年経っても緊張します。
さあ、これが日本に持ち帰る商品たちですよ!
今回の買い付けで、これだけの商品を選んできました。
一枚たりとも同じものがない絨毯たち、これだけの数の「オリジナル」があるって、すごいことですよね!
シラーズの遊牧民の所へお邪魔しました。
彼女は今、ギャッベを織っているところです。
こうやって一つ一つ手作業で、絨毯を織っているのです。
このギャッベはベージュ地に赤い額ぶちが入っていますね、オーソドックスな、でもギャッベらしい柄で、私は好きです。
マスレという村へ、おばあさんの手編み靴下を買い付けに行ってきました。
何年か前にほんの少しだけ仕入れてみたら、これがとても好評でしたので、以来イランへ行くたびに必ず買ってくるアイテムの一つです。
このおばあさんたちが一つ一つ、丁寧に靴下を編んでいるのです。
しかしそのスピードはとても速く、このスピードであの丁寧な仕上がりとは思えない!
素晴らしい技術です。
さて梱包されました。
これがあの積み上がっていた絨毯たちです。
厳重にパッキングされて、遥々日本へやってきます。
しかし、この一つの荷に大きなギャッベでも4枚くらい入っているのです。
荷を積む人たちの体力には、敬服してしまいます。
いつもいつも、本当にありがとうございます。
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